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クランク 組立前の整備

今回、分解したクランクをどのように整備していくかを紹介します。

分解・洗浄後のピンの様子です。 ニードルの転がり跡が残ってます。



磨く前に、剥離が無いかしっかりチェックします。
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続いて、単体の振れをチェックします。
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シャフト外周フレで1/100㎜以内。 大きく曲がっているものもあります。
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センターが傷んでいると正確に測れません。(ドライブ側は正常)
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タイミング側も正常でした。
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バランサーの圧入孔径を測定、締め代は約100μm。 少ないと剛性が落ちます。
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クランクピンを研磨します。(ドライブ側)
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裏側には圧入の境目の跡が深くついてますね。 運転中のクランクの変形によるものと思います。
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こちらはタイミング側。
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裏側も丁寧に研磨します。
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小端ブッシュも入れ替えて磨いたコンロッド。
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オーバーサイズのニードルに合わせてコンロッド大端孔内面を研磨します。
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ブッシュ製作・入替えてピストンピンとの隙間も最小限にします。
この工程でコンロッドの曲りもチェックできます。
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重量も測定しておきます。 
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ケージは再利用。オーバーサイズのニードルをそれぞれ20本組込みます。
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ロッドサイドのワッシャーも面を整えておきます。
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これで組立前の準備完了です。
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機械の動き


続けて腰下を2台分解しました。
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W1のケースを分解してクランクを取り出すと、ドライブ側のベアリングは必ずクランク側に残ります。
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クランク側のインナーの締めがきつく、ケース側のアウターの締めが緩いということですが、
わざとケース側の締めを緩くしているのでしょうか?
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タイミング側はプレートで挟まれているので、ベアリングはいやでもケース側に残ります・・・。
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クランクは運転中、軸方向に僅かに伸び縮みしてると想像しますが、(そうは言うけど本当にそうなのか?)
ガチガチでは成立たないので、どこかでそれを吸収していると思うのが自然ですね。
W1の場合、ドライブ側のベアリングアウターとケース側のハウジングがその部分だと思います。

締め代がないとアウターは回ってしまうので、規制されながらもわずかに動いているんでしょうネ~。

クランクシャフトにしても、カムシャフトにしても、必ずスラスト受けを設けてます。
どこかでしっかり首根っこをおさえているんですネ。

W1では、タイミング側がクランクをおさえていますネ!

機械はよく考えて作られてますネ~。(汗)

























「カミナリテスター」‼

「W1箱根ミーテング」の常連、三島の酒井さんと御殿場の勝間田さんがW3で来て下さいました。
酒井さんは、ご自身のブログや「ヴィンテージバイクW1」誌で有名です。勝間田さんも古い友人です。

今日はブログ(箱根峠の雷仙人)で展開中の「点火時期テスター」を私のために届けて下さいました。( 嬉 )
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ミーテングでは点火時期出なくて苦労したからネ~(汗)


ご自身が作った試作3号! 
ポイントが開くとブザー音が止まり、赤いLEDライトも消えます。 
ブザー音量はボリュームで調整できて、クランクマークとポイントを照らす2つのLEDも付いた親切設計!
早速使わせてもらいました。
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本体をヘッドのフィンにクリップし、ワニ口をポイントの端子に挟むだけ!
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トップギヤに入れて、後輪でクランクを回してポイントが開くタイミングを見ます。
狂っていれば調整して再度確認します。
これは使えマス! まことに具合がいい優れ物です。(イ!)
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オートレースで使われていた専用ブザーを思い出しました。

この装置、仮称ですけど、勝間田さんが「カミナリテスター」と命名!
是非製品化するようお願いしました。 
実現してほしいですネ~。

セミトラにすると、ポイントのダメージは少ないと思ってたけど、関係なくヒールは摩耗して始末が悪い。ポイント(キット)も早めに新品にすることが大事ですネ。

Wはローテクだけど、LED(ハイテク?)とW菌仲間のおかげで楽しい一日でした。(嬉)































オイルポンプのオーバーホール

オイルポンプを補器と言うか分りませんが、エンジンの「心臓」であることは間違いないですね。
W1の場合、めったにトラブルは起こしませんが、分解してチェックします。


分解した時、ローターの組み合わせ(向き)は印をつけて、元の通りに組んだ方がいいですネ!



ローターシャフトはギヤを受ける部分が膨らんで抜けないので、これ以上分解しなくてもいいと思います。
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大切なのは、ローター表面やハウジング表面の傷の状況をチェックすることです。
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このインナーローターは傷が少ない方ですね。
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新品パーツが出ないので、
ローター表面やハウジング表面にダメージ(傷)を受けている時は、突起等を滑らかに修正するくらいですね。
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各合面を砥石で摺って良く洗浄、忘れずにキーを組み、滑らかに回るのを確めながらビスを絞めていきます。
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鋳鉄製なのがWらしい・・・
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フィード(送り)側とリターン(戻し)側の2段式トロコイドポンプ構造。
ローター外径は共にΦ28.8、幅(厚さ)はフィード側9㎜に対し、リターン側は13㎜と1.44倍。
組立てクランクで転がり軸受のため、フィード側の送り量を多めにしているのかも知れません。
オイルの円滑な循環を確認して設定されたのでしょう。

通常、ドライサンプ式エンジンでは、ポンプの吐出量はフィード側に対してリターン側は3~5倍に取ります。
リターンはエアーも吸うので、これくらい取らないとオイルを戻しきれなんですね。
但し、その値もエンジンの構造や回転数、使用目的によって変わってくるんでしょうね。

W1のオイルポンプ、
エンジンの隅々までオイルを送り込む、手のひらに入る「小さな心臓」ですネ~。




















今日の富士山 '17. 5. 20

今日は快晴!
山梨のNさんが愛車のSで訪ねて来てくれました。
渋いあづき色にコロナのバッグです。



以前、ヘッド・シリンダー・ガバナーの整備をお手伝させてもらいました。
オーナーがしっかり組んで、エンジンは快調です。
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帰りに、朝霧高原の道の駅まで一緒に走りました。 
Nさんはゴーグルにジェットヘルメット!(W菌に感染中!)
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今日は駐車場も混んでいて、端の方に停めました。
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Nさんと別れたあとは、いつもの裏道を帰りました。
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たまには前側からもパチリ!
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いつものスポットですが、今日は先客がいました。
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富士山を背にして朝霧の山々をパチリ!
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Wで一緒に走るのは楽しいですネ~。


















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(ユークランク)

〒418-0006
静岡県富士宮市外神(とがみ)1552-1
代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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