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クランクケース組立て

今日は組み上がったクランクをケースに組みました。

ケースを良く洗浄した後、両サイドのベアリングのジャーナル内径を測ります。

(ケースの組み立ては7年ほど前に載せましたが、あまり進歩してないな~)


両サイドのベアリングはBL307(12玉マキシマム型)
ジャーナルの内径は締め代を確保するため、僅かに小さく作られています。
(これまでのデータから、新車の時は-30μmちょっとと推定しています)
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ちなみに、ベアリングの外径はΦ80に対して-7µm
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組立は、ベアリングのプロである「雷仙人」に教わって以来、焼き嵌め方式を踏襲しています。
手間はかかっても、いいと思う方法でやるしかないですね。
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パーツに不要なストレスをかけないのが機械組み立ての鉄則と思います。


ケースタイミング側にベアリングが入りました。
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これから組み込む、OH済のクランクです。
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クランクを縦にセットし、加熱して膨張させたベアリング(ケース)を嵌め込みます。
ベアリングがシャフトから浮かないようにギヤを嵌めてボルトを仮締めします。
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ドライブ側は、ベアリングをシャフトに嵌めておきます。
カムシャフトをセットし、ケース合面に液体ガスケットを塗布します。
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ケースドライブ側を加熱し、速やかに上から被せます。
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ケース外周のボルト・ナットを速やかに締付けます。
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ケースが冷えてきたら水平に置きます。
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ケースはすぐ冷えて、ベアリングがジャーナルに入り切る前にきつくなります。
そのため、合面を締めるとクランクはスラスト方向に押されて回転が重くなります。
これはどうしても、治具でドライブ側シャフトを僅かに引くしかないようですね。
ドライブ側ケースは、高めに加熱する必要があるようです。
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ケースの中で、クランクが押されたり(引っ張られたり )していない状態にすればクランクは軽く回転します。

ベアリングやピストンリングは組む時に細心の注意が必要ですね。
ミスると一生そのエンジンの性能を落とします。






















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腰下の組立て

腰下の整備では、ケースの組立てもかなり重要!
うまく組まないと整備したクランクの性能が発揮されません。
要は 『クランクがストレスなく回転するように』 組むということデス。
U-CRANKの組み方をW1のケース(砂型)で簡単に紹介・・・


タイミング側ケースを均一に加熱してベアリングを焼嵌めします。



ホルダーで固定したら、インナーレースを過熱してクランクAssyを嵌込みます。
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途中で浮かないようにギヤ類を仮締め。
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ケースを反転し、クランクシャフトドライブ側にベアリングを焼き嵌めます。
(ベアリングが浮かないように、冷えるまでインナーに重しを乗せる)
カムをセットし、ケースの合面を脱脂して液体ガスケットを塗布します。
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加熱したドライブ側ケースを素早く嵌めてナットを締込みます。
ゆっくり冷ました後に増締めして完成!
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ベストか分かりませんが、今のところ、よりベターな方法かな~と・・・(汗)

※ケース組立の例は「便利な工具」のカテゴリーにも載っています。




















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代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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