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メインスタンドの改修 おさらい

過去の記事を見直すと、メインスタンドの改修を始めたのが2013年の秋でした。
以来、6年の間に約120本改修させて頂きました。20本/年のペースですね。

開始以来時間が経っているので、最近の例で改修の内容を おさらいしてみました。

先日依頼のあったスタンド2本です。
どちらもパイプ部分の曲がりはほとんどありません。(曲がっていれば先に修正します)

1本目は中期型のタイプ、そこそこのヤレ具合です。



接地部のプレートはちゃんと付いてますが、今見るといかにもキャシャですね。
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もう1本の方は後期型のタイプですが、かなり損耗しています。
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ペダル側は接地プレートが摩耗して、穴が開いてます。
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もう一方の側は、接地プレートは無くなっています。
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どのように直すかというと、
まず左側、傷んだ接地部を切り取って、特製のRを付けたプレートに替えます。
補強版を挟んでパイプ部とプレートを治具で溶接します。
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同様に右側も下部を切り取って溶接します。
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その後、左側にペダルのアームを付けますが、根本は三角板で補強します。
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アームを20㎜延長。 腕を伸ばして起こしやすくします。(テコの原理)
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溶接が完了しました。
この後、表面を整えて塗装します。
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改修には新品のシャフトが付属します。
シャフトの摩耗もスタンド立てが重くなる要因です。
ナット締付の反対側がフレームステーの穴の中で叩かれて摩耗するんですね。
そこで、ステーと当たる部分だけ高周波焼入れで硬くして摩耗を防ぎます。
IMG_0042_20200307184140dad.jpg
メッキ前だと焼き入れの様子が分りますね。


古いフレームを裏返しにしてシャフトを当ててみると、耐摩耗処理の様子が分りますね。
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このフレームのプレートは穴が摩耗で広がったので、修理のために一部切り取ってあります。
修理は、専用の補強プレートを用意して溶接する予定です。


塗装が済むと完成です。
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メインスタンドの曲がり修正

メインスタンド改修の依頼を頂いておりますが、
送られて来るスタンドには傷んでいるものが多いです。 相当酷使されてきたのでしょう・・・



このスタンドは、アーム側のパイプが外側に曲がっています。
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前方向にも曲がっていますネ。 接地部のプレートも減ってます。
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こういうスタンドは改修する前にパイプの曲がりを修正します。


プレスに架けられるように、アーム部分を切り落とします。
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油圧プレスで少しづつ曲がりを修正していきます。
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何回かの加圧でほぼ真直ぐになりました。
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接地部のプレートは切落とすので、プレスに座りがいいように削りながら仕上げます。
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前後左右、大体真直ぐになりました。


アーム部分も修正します。
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アバウトな作業ですが、何とか直りました。 改修が済めばまたしっかり働いてくれるでしょう。

(修理代金:税・送料別 20,000円 納期:約3週間)






メインスタンドの取外し要領

昨年整備したW3が里帰りしました。メインスタンド改修の依頼です。
この機に、スタンドの取外しと取付けの要領をご説明します。



綺麗な車両ですが、メインスタンドは傷んでいます。立てるのも重い!
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早速スタンドを取外します。
必要な工具は、14㎜のスパナ又はメガネレンチとスプリング取外し専用工具(600円位で買えます)
そして保護メガネ(誤ってスプリングが飛んでくると怖い)
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作業は車両をサイドスタンドで立てた状態で出来ます。
まず、右サイドからリターンスプリングの取外し。
安全のために専用工具の使用をお勧めします。慎重にフックを引っ張ります。
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ナットを外しシャフトを向うへ押出すとスタンドはフレームから外れます。
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改修されたスタンドと新しいシャフトです。
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スタンドにシャフトを通して、フレーム奥側のステー穴にシャフトを架けます。
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続いて、奥からシャフトを押出して手前の穴に通します。ナットを締付けてシャフトを固定します。
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最後に、外した時の要領でスプリングを架けます。
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フレーム・タイヤ・マフラーに干渉が無いことを確認して終了です。
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正常に作動するか確認します。
これまで10本ほど製作しました。今までの半分位の力で立てられるというのが皆さんの評価です。
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スタンドが軽く立つと、気持ちも軽くなります(嬉)  いつまでもWに乗りたいですネ~!

W1改良メインスタンド ④

改良メインスタンドを綺麗なW1Sに取付けました。
このスタンドは、補強が途中までの中期型タイプです。(元々付いていた物)


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ペダルアームを延長した分、リヤフートレストにチョッと接触しています。
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アームの延長はご希望により、短くも、もっと長くも調整できまス。

W1改良メインスタンド ③

メインスタンドの修理を始めました。
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W1のメインスタンドを立てるのは気が重いですよネ~。全体重を掛けて突っ張ると背骨がキシム~!
多くのW1乗りが苦労していると思います。
体力の低下を嘆く熟年ライダーが多いですが、若いライダーでも苦労しますから、体力のせいだけではないですネ。
新車のWに乗ったことはありませんが、始めからこんなに重かったハズはありませんよネー。

何とかならないかと調べてみると、
重くなった主な原因は、接地部の損耗によるものでした。
接地プレートを試作し、併せて他の部分も見直して楽に立てられるように改修しました。
W1ライフがより楽しくなるように修理してみませんか? どうぞご検討下さい。

修理の内容は以下の通り
①接地部の古いプレートを切り落として新規プレートを溶接
②ペダルのアーム長さを20mm延長
③アームの角度を適正化
④メインスタンドシャフトを特注品に交換(代金に含まれます)
⑤修理完成後全体をペイント

今付いているスタンドを送って頂き、修理して返送致します。

納期:修理品到着後15日

修理代金 20,000円(税・送料別)

注文方法:メール又は電話でご連絡の上、弊社宛スタンドシャフトを送って下さい。

(注1)大分軽くなりますが、立て易さを数値化するのは難しく、感じ方にも個人差があることをあらかじめご了解下さい。
(注2)変形や損耗のひどいものは修理出来ない場合があります。
(注3)メインスタンド取外し・組付けの際、スプリングの取外し・セットには十分ご注意下さい。(専用工具の使用をお勧めします)


起こし易い形状の接地プレートを溶接
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ペダルのアーム長さと角度を調整
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メインスタンドシャフトを新規製作 (古いシャフトは例外なく支持部が磨耗している)
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Wのメインスタンドは3種類あります。
左右のパイプに補強が無いのが初期型、途中までの補強が中期型、下までの補強されたのが後期型。
前の2本は後期型、後ろ1本が中期型デス。
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どのタイプも修理できますが、初期型は変形しているものが多いデス。

W1改良メインスタンド ②

写真は改良メインスタンドの試作品デス。
『いかに軽く立てられるか』を目標に改良してきました。
W1~W3を通じて、メインスタンドは3種類あるんですネ~。(徐々に補強されていった)

改良品を安定的に作るためには冶具が必要です。それももう一息で完成デス。あとチョッとお待ち下さい。

「今日の富士山」は滞りがち。毎日晴れてるのに・・・

改良メインスタンド

『25th W1河口湖ミーテング』まであと4日となりました。
当日(13日)と翌日は晴れの予報、しっかり晴れてくれるといいですネ~。
今回は何台のWが集まるでしょうか。ユ-クランクのブースにも是非お立寄り下さい。

今日、出展用「改良メインスタンド」の塗装が上りました。ちょっと紹介します。


改良点①
スタンドを立てるときの接地部分は新規製作しました。Rの大きさと角度が大事!
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改良点②
ペダルアームを延長。これはスタンドを起こすトルクに直接効きます。
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デモ車に組んでミーテング当日に皆さんに試してもらおうと思ってマス。
好評ならば、傷んだスタンドを送ってもらって修理を始めます・・・
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(ユークランク)

〒418-0006
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代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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