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オイル抜き工具

W1(特にSA、W3)のオイル交換が結構大変なのはご承知の通り。

何とか楽にオイル交換ができるように工具を作ってみたので紹介します。



グリップが付いた柄のようなものが工具です。
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先端にはオイルタンクのドレンボルトと同じサイズのネジがユニバーサルで付いています。
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まず、オイルタンクのドレンボルトを緩めます。
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ボルトは5㎜位緩めます。(ボルトネジ部の全長は約10㎜)
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タンクキャップを外し、工具を差し込んでドレンボルトのボスに工具のネジ部をかみ合わせます。(ボルトの反対側にねじ込む)
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ネジ部がちゃんと入ったかは、ドレンボルトを指で回そうとすると重くなっていることで確認できます。
更にボルトを緩め、工具をねじ込み・・・それを繰り返してドレンボルトを外します。
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オイル抜き工具をしっかり締めておくと、グリップから手を放してもオイルは出ません。
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ボルトを外したドレンのボス部に廃油ホースを差込んでバンドで止めます。
(途中でホースが抜け落ちないように注意!)
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グリップをゆっくり緩め、廃油の出具合を見ながら工具をドレンボスのネジ部から外します。
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廃油が外にこぼれないよう注意します。
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オイル抜き工具をタンクから抜き取ります。
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オイルがよく抜けたらドレンボルトを締めます。


作業の中で、タンクの内部のネジ部に工具のボスをねじ込むところが慣れが必要です。

今のところ販売は未定、更に簡単に使えるようもう少し考えてみます。
























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ベアリングの焼バメに「内パス」が大活躍! (補足)

前回書ききれなかった部分を補足します。

ベアリングをはめ込む前にハウジングの内径を4方向で測定します。
ケース軸受け部の状態を把握するためです。



変形や磨耗によって、楕円になったりベアリングの締めがなくなっているものが増えてきてます。
特にタイミング側はほとんどのケースでベアリングが回った跡が残っています。
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現状、修正は難しく、状況が悪いケースは交換となります。


BL307の内・外レースには玉を組込むための切欠きがあります。
この部分が悪影響しないように、念のために上死点の位置ではめ込みます。
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そうは言っても、特にアウターは回ってしまいますが・・・


クランクにはめ込んだベアリングが浮き上らないように、冷えるまで重しをかっているところです。
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ケースが冷えた後、ベアリングホルダーを組み付けます。
これでベアリングのスラスト方向の動きを押さえます。
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ギヤを組込んでナットを締めることによってクランクとベアリングが一体となります。
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ドライブ側のベアリングアウターはスラスト方向は固定されてません。クランクの変形を吸収するためでしょう・・・
どんなエンジンでも、クランクやカムのスラスト方向の押さえが1ヵ所必ず設けられてあります。
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W1エンジンにとって最も苛酷な部分ですネ。

内パスの話がいつの間にか・・・




ベアリングの焼バメに「内パス」が大活躍!

ご存知、「内パス」です。(15cm)
旋盤加工で内径確認に使われますが、ユークラではベアリングの焼バメに活用してます。
普通の使い方の範囲ですが、焼バメ作業には非常に有効デス。



クランクとケースの組立て作業で内パスの便利さをご紹介します。
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BL307のベアリングをストーブで加熱して内径の膨張を見ているところです。
入れるシャフトの径を内パスに転写しておいて、パスが緩く入るのを待ちます。
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内輪の膨張具合が分かる訳ですネ~!


膨張して内パスが軽く入るようになったら、すかさずシャフトにはめ込みます。
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冷えるまで重しをかって浮き上がらないようにします。(重要!)


ケースの順番が逆ですが、ストーブで加熱している様子を写しました。
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先にタイミング側ケースを加熱して内径の広がり具合を見ます。
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充分膨張したらすかさずベアリングを嵌めます。
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クランクをタイミング側ケースに組込んで、合面に液体パッキンをしっかり塗っておきます。
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(カムを忘れちゃ~大変!)


ドライブ側ケースの膨張を見ているところです。
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充分膨張して緩くなったのを確かめたら、裏返して速やかに被せます。 ここが一番膨張・・・じゃなくて緊張!
ケースの四方をプラハンで軽く叩いて座らます。すぐにナットを締めて位置を決めます。
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ケースが冷めたら、ナットを本締めしてクランクが軽く回るのを確かめます。
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ベアリングとサークリップの間に隙間が確認されます。
ベアリングがいい位置に来るようにこのような順番で組んでいます。
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「内パス」・・・小さな工具の大きな働きですね~。一つ持っているととても便利ですよー。
それにしても、焼バメ作業は毎回冷汗ものデス・・・











バルブの組付け

ガイドを入れ替えたヘッドです。 これからバルブを組むところです。



バルブの組付けは、『エンジン組立て』の象徴的な作業ですよネ~。
皆さんはどのように作業されているのでしょうか?
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要するに、バルブスプリングを縮める作業ですが、
ユークランクでは写真のように、インパクトレンチを活用しています。微調整も結構効きます。
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15年ほど前に思いつき、作ってみると予想以上に良かったデス。
以来ずっと使っておりますが早くて簡単に組めるっス! とっくにやっている方もいるでしょうネ~。
現代の24バルブなどの多バルブエンジンではより有効ですネ。 
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製作は、スプリングコンプレッサーの頭を17㎜の六角にするだけですが、
臼が回るとやり難いので、回り止めのトルクロッドを付けてやるとベターです。
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「一家(ガレージ)に1台インパクトレンチ」ですネ。 ワタシ的には非常に有効!
もっといい方法があったら教えて下さいネ~。
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(ユークランク)

〒418-0006
静岡県富士宮市外神(とがみ)1552-1
代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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