FC2ブログ

W1キャブレター フランジ面の修正 ②

キャブ側のフランジ面を修正したので、今日はW3でヘッド側の修正とキャブ取付けをやりました。
気になっていた部分でしたので、今回しっかりやってみました。 


ヘッドからキャブを外し、ダブルナットをかけてフランジ面からスタットボルトを抜きます。
IMG_0329.jpg


ポートに詰物をして、フラン地面に砥石をかけて平面を出します。
IMG_0334.jpg


面が出たら、スタットボルトを戻します。
IMG_0338.jpg


今回、断熱ベーク板とガスケットを新品にしました。ガスケットはしっかりしたものがいいデスネ。
IMG_0340.jpg


ベーク板を挟んでガスケットを2枚使います。
IMG_0342.jpg


キャブを取り付ける前に連通パイプも点検し、ヒビがあるものは新品にします。バンドもしっかり。
IMG_0343.jpg


山之内さんの方法に習って、Oリングは使いません。 そのためにガスケットを挟みます。
IMG_0344.jpg
Oリングがキャブ変形の原因になるのは確かですネ。 今回は外してみました。


キャブの締付けナットは薄型のUナットを使いました。(弛む心配がないので締めすぎない)
IMG_0345.jpg


無事キャブが付きました。 エアクリーナー、燃料ホースを付けて完成です。
IMG_0347.jpg
スロットルを組んだら、必ずアクセルを全開までひねってスムーズに開閉するか確認してください(最重要 !!)


試運転で、アイドリングが安定するのを確認できました。(嬉)
IMG_0351.jpg
正常でないところからエアーを吸わせない手当てが大事ですネ。
手を入れてやると、キャブはまだまだ応えてくれますよ~!

低速の安定は、点火(ガバナー)と混合気(キャブ)両方の安定が必要ですネ。

















スポンサーサイト



W1キャブレター フランジ面の修正 ①

W1エンジンを整備していくと、キャブレターに行着くように思います。
ジェット類は新品に替えられますが、キャブボデーは簡単には手に入りません。
くたびれているけど貴重なキャブを大切に扱って調子良く走りたいですネ~。

旧車の世界では「山之内キャブレター」さんがあまりにも有名ですね。
最近、氏が連載している雑誌の記事を拝見し、早速W1のキャブで実践してみました。


今回、フランジ面の面出し修正をやりました。 今までしっかりやってませんでした。(汗)
古いキャブは、ほとんどがフランジ面が湾曲していて、エアーを吸ってエンジン不調の原因になってるんですネ~。



まず、どれくらい変形しているか調べてみると、このキャブでは0.25㎜の隙間がありました。
ナットを締めるとOリングが突っ張って、徐々にフランジの変形が進むんですね。
IMG_0090_1.jpg


山之内さんの方法でフランジ面にヤスリをかけていきます。
キャブは軟らかいバイスに軽く挟んで固定しておきます。
IMG_0093.jpg


両端の高い部分から徐々に削れていきます。
軟らかいので最小限の削りになるように丁寧にヤスリをかけていきます。
IMG_0095.jpg


削り面が増えていって、まもなく全面に当たりが出ました。
IMG_0098.jpg
一見乱暴な加工に思えますが合理的! さすが山之内さんです。


続いて、定盤又はガラス板にサンドペーパーを敷いて面を仕上げます。ここでは600♯のペーパーを使いました。
IMG_0099.jpg


灯油を少し垂らして丁寧に摺り合わせていきます。
IMG_0102.jpg


きれいに面が出ました。
IMG_0103.jpg
今回、ボデーを持ち易いようにフロートチャンバーを付けて作業をしました。
加工が済んだら分解し、徹底的に洗浄して組立てます。










W1のキャブレター

エンジンには「補器」と呼ばれるパーツが付いていて、エンジンがうまく機能するのを助けています。
キャブレターはいくつかの補器の中でも代表格ですネ。

W1のキャブはミクニ製のVMタイプですが、40年以上経過して大分ガタがきています。
キャブの劣化がエンジン不調を引起す場合が多く、代用品を探すのも簡単ではありません。
この 年代物のキャブとうまく付合うのがWの整備の醍醐味かも知れませんネ。

と 口で言うのは簡単ですがこれが中々難しくて、いまだに苦戦しています。

まだ分からない所も多く、書くのに気が重いですが、今やってる整備を少し紹介します。


とりあえず、全て分解し、よく洗って元のとおりに組みます。 専用の洗浄液が効果的デス。
IMG_4368.jpg
「孔の芸術」と言われるキャブレター、小さい孔も徹底的に通りを確かめます。


市販の「リペアーキット」でジェット類を新品にすると、エンジンのフィーリングが良くなるのが体感できます。
フロートやフロートバルブの働きは新品の効果が大きいと思います。
IMG_4370.jpg


油面高さが大切で、インジェクションで言えば「燃圧」に相当するのではないでしょうか。
ユークランクでは実油面高さで調整しています。チョッと厄介ですが、この方法が確実だと思ってやっています。
IMG_2777_2.jpg


容器は計量カップを改造して作りました。
コックの付いた小さなタンクから燃料を流して、合面から油面までの高さを実測します。
IMG_2776.jpg
高さは8~10㎜の範囲で調整してますが、数値には諸説あります。
エンジンの様子が敏感に変わりますので、フィーリングのいい所をじっく探してみて下さい。(汗)
もちろん両キャブをしっかり合わせるのも大切です。

安全のために灯油でやってますが、ガソリンを使用するときは十分注意して下さい。
                             (老婆心ながら・・・暑苦しい)




 
最新記事
カテゴリ
最新コメント
プロフィール

u-crank

Author:u-crank
U-CRANK
(ユークランク)

〒418-0006
静岡県富士宮市外神(とがみ)1552-1
代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
月別アーカイブ