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各部の測定①

センタークランクの穴径の測定。
クランクピンが圧入されるΦ39の穴をシリンダーゲージで測定する。
内径、真円度、円筒度をドライブ側とタイミング側それぞれの方向から測る。
圧入式だから当然穴径はピン径より小さく、圧入代(ピン径との差)は80~100μmある。この値はかなり大きい。

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特製ニードル

コンロッド大端部のニードルベアリング。
クランクの性能に大きく影響するため、専門メーカーに特注した。
外径は純正よりわずかに太く、両サイドはクラウニングされてある。
左右各20本づつケージ(保持器)にセットして組み込まれる。

ピッチサイズ表示

クランクシャフトドライブ側。赤い溝は上死点前5°の表示。
その下の「2」の刻印はシャフトとピンのピッチサイズのグループ分け表示。(ピッチはストロークの1/2)
刻印は1から3まである。
メーカーは加工完成後にピッチのバラつきを測定してグループ分けする。
左右同じグループ同士で組み立てて芯出し精度を保つのだ。



別のクランクのタイミング側。ピッチサイズの刻印は「1」と打たれてある。
ほとんどのクランクは左右同じ数字の刻印だが、稀に「左1、右2」とか「左2、右3」のものがある。

OH済エンジン

W1SA OH済のエンジン。
慣らし500㎞前後からどんどん回転が軽くなっていきます。
オーナーは「振動が減ってトルクも上がった。排気音もイイ! アクセルのレスポンスが良くて坂道を走るのが快感!」
(サイドカバーはオーナーが磨きました)

振動の減少は腰下の整備の効果。
トルクの向上や歯切れのいい排気音はコンプレッションがしっかり上がるからですネ。




ニードルも剥離

ニードルベアリングも一部剥離していた。

クランクピンの剥離

お客様(実動車)のクランクを分解したらドライブ側のピン表面(上死点前付近)が剥離していた。
こうなると修理は難しく、代替パーツを用意するしかない。
メッキしても田んぼにアスファルト舗装するようなもので、ダンプ(ニードル)が走るとすぐ割れる。
コンロッドはダメージなし、タイミング側も正常だった。


w1のコンロッド

大端部は内径Φ47・幅18。穴径に対して幅が狭く十分なリブのおかげで変形が少ない。
小端部は内径Φ19・幅24.5。軸間は152。曲がっているものは今まで皆無。優れもの!!
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(ユークランク)

〒418-0006
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代表 植澤 勉

【アクセス】
電話: 090-1863-8414
FAX: 0544-58-2427
e-Mail:
info@u-crank.com



当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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