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w1sエンジンのOH①

お客様からお預かりしたW1Sのエンジンとミッション !! 20年間倉庫に眠っていたそうです。
ほこりが積もっていたけれど、ひどい汚れもなく保管状態は良かったようです。
ミッションを分離した痕もなく・・・どうやってフレームから降ろしたんでしょうネ。
キックは下がるので固着はないようですが、中の状態はどうなってるんでしょう。分解が楽しみデス!(汗)
(他の修理と同時進行ですが時々報告します) 


エンジンカバーとチェーンケースカバーはSA以降のデザインに比べるとシンプルだが、メグロの面影がより強く感じられる。

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ケースサイドベアリング

写真はケースサイドベアリング2種類。
左側はNSK「BL307N」で、w1s後期から左右のサイドに純正採用されている12玉の特殊ボールベアリング!
特殊といっても、NSKのカタログにも載っており「マキシマム型」というそうだ。
見慣れないだけで、詳しい友人に聞くと古くからあるそうです。
普通では組む時に12玉も入らないので、外輪と内輪の一部に「入れ溝」と呼ばれる切り欠きを設けてそこから玉を入れる。
何とも、大胆というか豪快というか思い切った設計をするもので、「入れ溝」が悪さをしないのかしらと心配になる。
(右側はw1s前期までタイミング側に採用されていた一般的な8玉の6307)


カタログによると、8玉に比べ、12玉は静荷重が50%高いが、動荷重は20%と期待したほど高くない。
しかも許容回転数は9,500rpmと8玉の10,000rpmより逆に低い。
原因は「入れ溝」と玉の回転抵抗によると思われる。
12玉の採用は、開発当時、エンジンの振動対策と耐久性能を少しでも上げるギリギリの選択だったのだろう。












今日の富士山②

2011.05.21の富士山とフライヤー
久しぶりの朝霧高原。 パラグライダーのテイクから眺めた富士山はモヤで霞んで見えた。
朝霧の勇敢なパラプレイター達!

コンロッドの銅メッキは・・・

分解したコンロッドの表面は40年間の汚れで黒くくすんでいる。
鉄ブラシで擦りながら洗浄するとまるで生返ったように銅メッキの輝きが戻ってくる。
なぜ銅メッキなのかと言うと・・・
銅メッキは防炭の働きをするから、メッキしたコンロッドを浸炭してもコチコチに硬くはならない。
硬すぎると脆く折れやすくなるので必要以上には硬くしないのだ。
大端部などしっかり硬くしたい部分だけ銅メッキを取ってそれから浸炭をかけるのだ。

第24回W1箱根ミーテング②

晴天! 「u-crank」のブースにも多くの方が来てくれました。
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会長さんから紹介された後、植澤が必死で挨拶していまス。
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第24回w1箱根ミーテング

w1愛好会箱根ミーテングに参加しました。
本日は快晴!各地から200台以上のwが集まりました。
高橋会長さんに紹介して頂き、皆さんの仲間に入れて頂きました。
wがこれほど一堂に会したのを見るのは初めて。感激しました。
皆さんお世話になりました。ありがとうございました。
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Wは元気!ライダーの皆さんも元気だ!
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コンロッド小端部のオイル穴

注意して観察すると、クランクの部品だけでも色々なところが設計変更されている。
コンロッド小端部のオイル穴のあけ方も写真のように2種類ある。左のように2つの穴が中心線上に並んでいるものと、右のように中心線に対し反対側にオフセットされているものとがあり、オフセットされたのはかなり後期のクランクのようだ。
オフセットの効果は解らないが、潤滑性能をより確実にしようという設計開発者の努力が伺える。
また、両者とも、穴の面取りはしっかり取られているが、これはもう非常に大事でこれが無いとピストンピンの潤滑は怪しくなる.
学生時代にはこの部分の潤滑の理論はよく解らないとされていたが、現在では解明されているのだろうか。
ピンが小端穴との狭い隙間の中でクチュクチュと動いてオイルを引き込むのだと聞いた。
『エンジンは燃焼に始まって潤滑に終わる』 と教えられたが、潤滑の大切さを教えている。


コンロッドのサイドワッシャー

コンロッドの両サイドに組込まれるワッシャー2枚。
内側が大きく面取りされているワッシャーは外径Φ57、内径Φ39.1、厚さt3.4。クランクシャフト側に付く。
薄い方のワッシャーは外形Φ57、内径Φ39.4、厚さt2.7。センタークランク側に付く。
2枚とも浸炭後に両面研磨されている。


ワッシャーの面取りの理由は、ピンの根元のスミRとの干渉を避けるため !!
スミRはクランクの強度を保つのにとても重要なのだ。


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代表 植澤 勉

【アクセス】
電話: 090-1863-8414
FAX: 0544-58-2427
e-Mail:
info@u-crank.com



当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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