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ライラックLS38

友人のAさんがライラックのエンジンを見つけてきてくれました。
資料を調べると、1960年製、丸正自動車製造のランサーマークV・LS38 のエンジンなようです。
4ストロークV型2気筒、OHV247㏄、B×S:54×54の60° 52才のVツインです。
ライラック車は有名で古くから知ってましたが、現物を間近に見るのは初めてです。


なんかホッとするような・・・なんともいえない形です。いつまで見ていても飽きませんね。
どんな構造か興味津々、少しづつ分解して中を見て行きましょう。
どうもクランクは組立式らしいです。
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「モトメンテナンス」誌

「モトメンテナンス」誌に「ユークランク」を掲載して頂きました。
2月16日発売の記念すべき100号に載せて頂いてこの上ない光栄です。
関係者の方々に深く感謝申し上げます。


特選ショップ紹介欄(p154)に弊社の業務内容を詳細に書いて頂きました。
さすがプロの文章は違います。私の言いたいことを簡潔・明瞭に書いて下さいました。
よろしければ書店でお求め下さい。
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バルブガイド入れ替え

お客様からの依頼でバルブガイドを入れ替えました。材質はベリリウム銅です。
抜取った古いガイドと同じ形状に製作、外径は締め代をつけ、孔はホーニングで仕上げます。


ヘッドへ打込んだ後、もう一度軽くホーニングをかけて圧入による孔の変形を修正します。
これによって、ステムとの隙間が小さくてバルブの動きがとてもスムーズな孔に仕上がります。
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その後シートカット、バルブ摺り合せをして加工は完了です。
せっかくガイドを替えたのでバルブも新品にしました。

マイクロメーターで内径を測定し孔の真円度と円筒度を確認します。
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ガイド孔のコンデションはエンジンが長く元気に回るために最も重要なポイントです。

バルブを仮組して燃焼室の容積を測定します。
左右の容積に差がある場合は修正して合せます。
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ピストン・シリンダーの組付け②

寸法測定と併せてピストンの重量を測定します。
純正ピストンに比べて18gほど重いですが、これは強化のための重量増なのでしょう。
左右のバラツキはほとんどありません。


ピストンピンは逆に4g軽く、リングは17gも軽いです。
リングの軽量分は前にも書いた「進化の賜物」ですね。(2011/9/15,17記載)
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3点を合計すると重量差は3gとなりクランクのバランス率への影響もほとんどないですね。注意深く製作されたピストンです。

ピストンをコンロッドに組込み、シリンダーを上から組んでケースに締め付けて完成です。
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ピストン・シリンダーの組付け①

シリンダーのボーリングが終了しました。整備した腰下に組込みます。
組付け前には必ず寸法チェックをします。

まず、シリンダー内径から、
それぞれの内径の上部、中央部、下部の前後方向と横方向の6箇所を測定します。
ここで真円度、円筒度をチェックします。


続いてピストンスカート下部の最も大きい部分の外径を測定。
(ピストンとリングはシフトアップ製0.5OV)
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シリンダー内径からピストン外径を引いてクリアランスを算出します。

そしてピストンリング!
リングをシリンダーに水平に挿入し、シックネスゲージでリング合口の隙間を測定します。
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(ユークランク)

〒418-0006
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外神(とがみ)1552-1

代表 植澤 勉

【アクセス】
電話: 090-1863-8414
FAX: 0544-58-2427
e-Mail:
info@u-crank.com



当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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