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W1クランクのOH②

分解したクランクをよく洗浄した後にじっくり観察しました。
まずクランクタイミング側ですが、
写真右側が初期型W1クランク、左側がW1S以降のいわゆる後期型クランクです。
外観形状はほとんど変りませんが、並べて見ると細部で色々違うことが解りますね。



初期型W1クランクではピン圧入部分が光っています。研磨しっぱなしですね。
大きく違うところはオイル通路! シャフト部にオイル穴が開いてません。
ちなみにストックの前期型クランクを調べてみると、オイル穴が開いているものが多いですから、穴の開いていないクランクは最初期W1のものと想像されます。
20120628+011_convert_20120628195927.jpg


後期型クランクでは、ピン圧入部分は表面にショットがかけられて曇っています。
これは、圧入部の締結力を高めるためによく使われる手法ですね。
また、早い段階でオイル通路を変更してシャフトにオイル穴を設けたのは 『フレッティング』 対策のためなようです。
"fretting corrosion" すなわち「微動磨耗」によりシャフトがダメージを受けるのをオイルを送ることで防止しているのだそうです。
20120628+010_convert_20120628200040.jpg
分解すると、この穴にはスラッジがしっかり詰まってますが、対策効果はあったのでしょう。
当時の技術者は多大な努力を払ってクランクの改良を進めたのでしょうね・・・。


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当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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