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バッテリー 液漏れ対応 Ⅱ

開放型バッテリーから蒸発した硫酸ガスの威力は強烈で、大概のW1オーナーはマフラーメッキ攻撃の餌食になっていますネ~。
レギュレーターの電圧制御がアバウトなので、過充電気味で蒸気が多いんでしょうネ。
こういうローテクメカの大雑把な作動がWらしくて好きなんですが・・・


写真を探してみたら、浜松クラブの さんの愛車にバッテリー液のキャッチタンクが付いていました。
今更ながら思うんですが、これは積極的な防衛策ですよネ~。
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サイドカバーの下方に固定されてます。硫酸ガスにキッチリ対応・処理されてます。
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これはもう常識なようで、昨年来社された浜松W1クラブの車両にはほとんど付いておりました。
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高田会長サンのメンバーへのアドバイスかも知れませんネ。
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Wを愛する気持ちが強いんですネー。
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綺麗なマフラーがやられるとほんと泣けます・・・

キャッチタンクの材質を聞き忘れましたが、タンクが溶けたらもっと泣けますネ。要注意!(汗)













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バッテリー 液漏れ対応

Tさんの愛車に取付けられていたハリガネ!・・・W1オーナーはピンときますネー。
バッテリーのビニール排気管を地面近くまで導いています。
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既にマフラーの裏側はバッテリー液でメッキが一部浸食されてますネ~(泣)
ハリガネを取り付ける前の被害でしょう・・・。
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グッドアイデア!  優れもの ですよねー
「今頃?」と言われそうですが・・・ ぜひ紹介したかったデス! (汗)
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支持部の処理がにくいですネ~。

ポリ製キャッチタンクの例は次の機会に紹介します。

色々工夫して付けたパーツを見ると、オーナーの愛情を感じますネー。(嬉)














W1S ガイド入替え・バルブ研磨

Sのバルブです。 
傘が湿って、オイル下がりしてますネー。
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ステムがΦ8もあって小型トラックなみ・・・ これもW1Sの象徴ですネ~。


シートの当りも広くなっています。
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バルブステムも偏摩耗が進んでいますね。
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ガイド穴が摩耗してバルブはガタガタ。
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バルブが暴れながら往復してるんですネ~。



バルブガイドを製作・打ち換えました。
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ロッカーカバーを締付けるM8のネジ山も全てヘリサートを入れてあります。


バルブは、曲がりがなくフェース面の摩耗も少ないので再使用。
今回はステム外周もセンタレス研磨で修正しました。
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ステム径が僅かに細くなりますが、ガイド内径はそれに合わせるし、Φ8バルブではコッターの座りも影響ないですネ~。
研磨してないのは傘の裏表だけ・・・。(焦)



ステムとガイド孔がシックリしているから、シートの当りも申し分ないです。
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ステムシールはチョット緩くなる勘定だけど、フリクションが減ってイイですネ~。・・・(汗)
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バルブガイドは重要! 摩耗してたら即打ち換えデス!
Φ8のバルブはまだまだ働いて欲しいっス。









リング・ピストン・シリンダーの組付け

トップリングが折れていたSAです。
シリンダーのボーリングが終了したので腰下に組付けます。



シフトアップ製の0.5OVのピストンとリング。
外周に白いクロムメッキが施されているのがTOPリング、黒い鋳鉄製のままなのが2ndリングです。
どちらもサイズとメーカーの刻印が打たれている面を上にして組みます。
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シリンダーが無事挿入されました。
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A,、Bの印はボーリングした時のマーク。
ピストンの径が微妙に違うため、ボーリングはそれに合わせて隙間を同一になるように仕上げます。
もちろん、真円度、円筒度が最重要!


ゆっくりクランクを回しながらシリンダーナットを締めていきます。 少しずつ、交互に、均等に!
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リングがスムーズに摺動しているか・・・最も重要なチェックポイントですネ~。



ダイナモとガバナーの修理が完了するまでにフロントチェーンケース・クラッチを組付けます。
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仮組みしてチェーンの張りを調整しミッションを固定します。
その後、本組みしてカバーを被せます。
(張り過ぎず緩過ぎず、細心の注意が必要デス!)











シリンダーのダメージ

W3シリンダーのボーリング依頼を頂きました。
内径はΦ74のSTDですが傷が深く、MAXの1㎜OVで取りきれるでしょうか・・・

リング固着のダメージから長い期間経過しているんでしょうネ。


ボーリングの結果は・・・錆が残ってしまいました。(残念)
運転はできるかもしれませんが、長くは調子を保てないでしょう・・・。
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摺動面の錆を起点にリングのダメージが進行するでしょう。


錆の浸食は予想以上に深いんですネー。
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使用は諦め、ストックのシリンダーと差替えました。



スリーブを入れて使う時が来るかも知れません。
大事に保管しておきます・・・。







リングの組み間違い

お預かりしたW1Sのエンジンを分解しました。
オーナーのOさんは、整備済みできれいなSを最近購入されました。
エンジンは、排気音も良くて程度は良かったのですが、何か違和感があります。

シリンダーを抜いてみると、0.5㎜オーバーのシフトアップ製ピストンが組まれていました。
左右ピストンのスカート表面もきれいで全く問題ありません。

但し、リングをよく見ると、トップとセカンドが逆に組まれています。


ピンを抜いて作業台で良く観察しました。
頭部も幾分湿り気味ですね。
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やはり、セカンドリングが上に、トップリングが下に組まれていますね。
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もう一方のピストンでは、さらにトップリングが裏返し・・・
(トップリングは対称断面ですから、この向きのまま位置を戻せばいいのかもしれませんが・・・スッキリしませんネ)
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組み間違えると、リングはどう機能していたのか・・・頭が混乱します。
ガスシール機能、熱伝達機能、オイル掻き機能、フリクション・・・やはり正規の性能は発揮していなかったでしょうネ。
トップとセカンドリングの働きは異なり、相乗効果で高性能を発揮する訳ですから、リングをキチンと組むことがとても重要ですネ。


エンジンはリング位置を戻して組もうかと思いましたが、
シリンダーの内径寸法も精度が悪かったので、1.0オーバーサイズでボーリングすることにしました・・・。
ヘッドの方も、バルブガイドのガタが大きいので入替えました。












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当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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