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ヘッドからオイル漏れ

静岡県東部に住むFさんの愛車Sです・・・実はSA!
タンクとフロント周りをS仕様に、エキパイは「エラハリ」仕様? サイドバッグもスマートですネ~。
前オーナーが気合を入れて改装したWを引継ぎました。 綺麗ですネ~。

今回、腰上を整備、シリンダーをボーリングしてシフトアップの0.5OVピストンを入れました。 

整備が済んで、富士山登山道に慣らし運転に出かけるところデス。
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タンクバッグは替え時デスネ~。なんか外観が台無し・・・。
ワタクシ的にはタンクバッグが好きで、年代物ですが捨て難いんデス・・・(汗)



五合目入り口に到着。バッグを取っ払ってパチリ!

約25㎞の道のり。 長い坂道をユックリ登って慣らし運転。

段々エンジンが軽くなってきました。 気持ちよく帰宅してエンジンを見ると・・・
ジェジェジェ! ヘッド周りからオイル漏れ。
「シェー」とか、「ガチョーン」とか、「オヨヨ」とか歴代の感嘆詞が浮かんできて、・・・かなりなショックデス。
気合を入れて組んだのに・・・整備直後のオイル漏れは泣きです。 ドッと疲れが出ますネ(泣)


初心に帰って、ひとつづつチェックしていくと・・・結局「タペットカバー」でした。
相手のロッカーケースとの合せ面が出ていませんでした。


タペットカバーがクロムメッキされていて、きれいなんですが・・・
このメッキが合面を凸凹にしてオイル漏れを起こしていました。
定盤の上で擦ったら、孔の周りの盛上りが削れて、やっと面がでました。
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メッキの性格上、端部にメッキが厚く付き易いため、穴の周りが盛上ってたんですネ~。



整備後、朝霧高原「道の駅」まで試走しました。
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白い現像液を吹付けてオイル漏れをチェック。
オイルパイプのバンジョーボルトからまだ滲んでますネ。これもメッキの影響みたいです・・・。
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綺麗に掃除して、やっとFさんに引渡すことができました。(嬉)













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今日の富士山 '15.09.09

台風18号が通過した後、16:30頃の富士山です。
昼までの風雨がウソの様に晴れました。




どうしてこのような雲の帽子をかぶるのか不思議ですネ~。
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この後別の雲が出てきて姿を隠してしまいました・・・。









久々にポート研磨 Ⅴ

エンジンが完成し、しばらく試走しました。

1980年に発売された『CB250RS』の後継車ですから、走らない訳ないですネ~。

(CBX250RSは1983年5月、GB250クラブマンは同年12月の発売)



ホンダのコンセプトの通り「軽量・スリム・軽快・俊足」をしっかり受継いでいます!
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車体重量は、RSの125㎏に対して142㎏と17㎏重くなっていますが、
これは2カムヘッドやミッション、セルモーター装着などによるものですネ。 バランサーはないけど。
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6速ミッションで5000から軽く吹き上がります。
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W3と2台で朝霧高原を走行。
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いつもの撮影ポイントでパチリ。
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昔、小野かつじ さんだったと思いますが、エッセイの中に『スパルタンな走り・・・』という言葉がありました。
spartanは「簡素な・質素な・厳格な・勇敢な」という意味ですが、このバイクに乗るといつも思い出します・・・。










久々にポート研磨 Ⅳ

腰下の整備の様子は省略して、カムのベアリング交換・ヘッドの組立に進みます。

シリンダーまで組み上がりました。




ベアリング交換のためにギヤからカムを抜き、複雑なギヤも分解します。
いわゆる『シザースギヤ(scissors:はさみ)』と呼ばれて、2枚の歯で相手のギヤを挟み込む構造です。
4本のバネがギヤをズラすように働いて挟む力を発生します。
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正確なタイミングを出すのと、バックラッシュ音が出ないようにする騒音対策ですネ。



2枚のギヤはバネの力でずれて組み上がります。
このままではヘッドに組むのに厄介なので、予め歯をそろえてストッパーボルトで止めておきます。
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このギヤが出現した時はビックリしましたが、現代のエンジンでは珍しくありませんネ。
バックラッシュの音も好きだけど・・・(汗)



新しいボールベアリングに換えて、これからカムをギヤに圧入するところです。
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カムとギヤの位相はノックピンで出るようになっています。
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無事4つのベアリングが組込まれました。 
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シリンダーにヘッドを締付け、カムアイドラギヤにカムギヤを組付けます。
吸気・排気それぞれギヤのマークを合わせてセットします。
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4つのカムキャップを締付け、タイミングが合ってるのを確かめたらギヤのロックボルトを外します。
これでシザースギヤが効いてバックラッシュが無くなります。
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複雑な2組のカムチェーンテンショナーも組込んで、無事完成しました~ッ。(嬉)

困難な動きを実現したエンジン・・・『ホンダイズム』の真骨頂ですネ~。




















久々にポート研磨 Ⅲ

エンジン内部で部品が破損すると非常に厄介、被害甚大です。
破損した部品の破片がエンジン内部に拡散して、殆どの場合全バラシになります。


腰下を左サイドから分解してみると、マグネト内部に破片が付着してます。ステーターには打痕はありませんでした。
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右サイドのクラッチカバーを外して見ると・・・、フィルタースクリーンの下にケージの破片が落ちてました。
そして、点火タイミングを拾うパルサーに鉄粉が一杯!




パルサーには磁石が組まれてますから、小さな鉄の破片が吸寄せられて着いています。
フレームから降ろして速やかに全バラシ・洗浄・組直しデス。(泣)
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幸い、他の部品のダメージはないようです。

エンジン内部の部品が破損することはめったにありませんが、ネジが緩んで部品が脱落することがあります。
締付を確認しながら慎重に組んでいくことが必要ですネ。



















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e-Mail:info@u-crank.com


当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年以上経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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