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バルブステムシール

エンジンオイルが漏れてバルブガイドの隙間からポートに入ると、排気ガスが汚れパワーも下がり、誠に具合悪いことになります。オイルも消耗し排気音も悪くなって、良いことはありません。

ステムシールはそれを防ぐために組込まれていますが、
「シール性能」「低フリクション」、それに「耐久性」も要求されるのでその製作は容易ではありません。
低燃費やクリーンな排ガスを実現するためにステムシールも休みなく改良されてきたのでしょう。

W1においても、組まれてあったステムシールを見ると、その進化を知ることができます。
これまで知る限りでは3タイプですが、まだあったのかも知れません。
現在でも改良されており、ステムシールも日進月歩しているのでしょうね。



シール無し(Φ8ステム)
ステムシールを装着していない頃のバルブガイドは、上面にリップ状の突起が設けられていました。
敢て面倒な形状に加工するのですから、効果があったんでしょうね。
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タイプ1:初期のステムシール(Φ8ステム)
奇跡的に回収された一品。
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大概は変形したり、砕けてるものが多いです。
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装着状態
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タイプ2:中期の純正ステムシール (SA以降 Φ7ステム)
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形状は現代のものに近いですが、リップを締付けるスプリングがありません。
ガイドに固定するリングもありませんね。
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タイプ3:現在の純正ステムシール(SA以降 Φ7ステム)
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最新の材質なんでしょうね。
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バルブガイド(SAΦ7用新規製作打替え)
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装着状態
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他車の流用ステムシール(S用Φ8ステム)
S用は純正部品が出ませんので、車(T社)のものを流用。
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バルブガイド(S用Φ8新規製作打替え)
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装着状態
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最高の排気音を得るためにも、クリーンな燃焼条件を作っていくことが必要なんでしょうね。


















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当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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