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今日の富士山 '23.2.21

今日の富士山です。

この冬は雪が少なかったですが、数日前の雨天でしっかり白くなりました。
静岡側ではこれくらいがいっぱいですね。




大石寺の駐車場からの富士山。
春になると、晴れても頂上に雲がかかって見えない日が増えていきます。
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もうすぐ3月ですね。












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W3整備の紹介④

最後に補器であるキャブとガバナーの整備の様子を紹介します。
何回か書いているので要点だけにします。


純正のキャブと上手く付き合うには、フランジ面の修正が必要です。
キャブ本体を固定して、反っている面に粗目の平ヤスリをかけていきます。
反り上がっている両端から削れて行きます。




段々に削れ面が広がっていきますが、中央部はまだまだですね。
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溝の内側のリング状の面がほぼ削れたら、中目、細目のヤスリに換えていきます。
最後に定盤があればペーパーを敷いて面を仕上げます。
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その後に分解・洗浄して各孔の中に異物がないことを徹底的にチェックします。
フロートバルブは新品に交換してあります。
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油面をチェック・調整をして終了です。
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ガバナーのOHが終了した状態。
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見え難いですが、フック部はレザー溶接で肉盛してあります。
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カム駆動用のピンも特製の太いものに打ち替えてあります。
これでアイドリングが大分安定するようです。
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最近の補器のOHの様子でした。













W3整備の紹介③

ケースは、中でクランクが軽く回るように組んでやることが大切ですね。
弊社では、組み方の一つの方法として『焼嵌め』式で組んでます。


クランクAssyを立ててセットします。
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ケースをストーブで過熱し、ハウジングを拡げてベアリングを嵌め込みます。
写真はベアリングが納まったケースを再度過熱してインナーレースを膨張させてているところです。




内パスで内径が広がったのを確認して、シャフトに被せるようにケースを嵌め込みます。
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ベアリングを密着させ、途中で抜けないようにギヤ類を組んで仮締めします。
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続いて、クランクをひっくり返してドライブ側を上向きにセットし、
ベアリングを加熱して内径を拡げます。
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無事シャフトに入りました。 浮き上がらないように錘を乗せて冷めるのを待ちます。
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ベアリングサイドがクランクに密着していることを確認します。
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最後にドライブ側ケースを加熱し、ハウジング内径を拡げます。
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加熱している間に反対側の準備。
カムシャフトを嵌込み、合面に液体ガスケットを塗っておきます。
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ハウジングが十分拡がったら素早くケースをかぶせます。(プラハンで軽く叩く)
合面の隙間がなくなったら、カムシャフトが軽く回るのを確認し、準備しておいたナットで速やかに締付けます。
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無事組み上がりました。
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*クランクの回転が重い場合は、
ドライブ側クランクシャフトを少し外へ引っ張ると軽くなります。
加熱が少ないと、ケースが密着する前にハウジングが縮んでベアリングアウターを締めるため、
ナットを締めるとクランクが押されて重くなるのです。
クランクにスラスト力が働かなくなるようにベアリングを動かしてやります。


サークリップを組付けると、ベアリングサイド面との間に隙間があるのが分かります。
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この隙間は、部品と組立ての寸法公差の吸収と、運転中のクランクの伸びを吸収するためにとってあるのでしょう。
(クランクを分解してピンの圧入痕を見ると、運転中、コの字形状が開いたり潰れたりしている様子が解ります)



『焼嵌め』という面倒な方法で組むのは、ベアリング・クランク・ケースへのストレスを最小限にするためです。










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代表 植澤 勉

【アクセス】
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FAX: 0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com


当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。

従来困難とされてきたクランクシャフトも全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。

W1は製造されてから既に40年以上経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。

お気軽にご相談ください。

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