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フロントチェーンケース・ミッションからのオイル漏れ Ⅱ

新しいオイルシールです。 カラーは外周を#1000のペーパーで磨きました。
オイルシールは新品にできますが、相手のシャフトやカラーは簡単には換えられません。
リップが触る相手の面が荒れている時が多いで、事前に磨いたりします。
IMG_6081.jpg
シール効果を保つには、柔らかいリップと凹凸のない接触面が大事ですね。



ここのシールは比較的容易に圧入できました。 
IMG_6084.jpg
支障なければ、カラーを裏表に入れたり、オイルシールの圧入位置をズラしたりしてリップの接触位置を前と変えます。
整備に慣れている人はよくやる方法ですネ。


スプロケットとクラッチを仮組みしてフロントチェーンの張り具合をチェックしておきます。
IMG_5846.jpg
張り過ぎず、緩み過ぎず・・・ギヤボックスを動かして固定します。 張り過ぎないことが大切・・・かな


今回、フロントスプロケットを新品(18T)に換えました。 
ここはナットを最後まで締込まないでスプロケットにガタを持たせてロックワッシャーの爪を立てます。 
IMG_5913.jpg
このガタはスプロケットがチェーンと噛み合ってうまく回るために重要なのでしょう・・・。 
整備の度に考えますが、確とした理由は分かりません。(汗)


新品のガスケットを挟んでフロントチェーンケースを取り付けます。
ケースはクランクケースに4本のボルトとエンジンプレートに1本のボルトで固定します。
IMG_6091.jpg


写真は、ケース中央部裏側を上から覗いたものです。
下部がケース、上の長い棒みたいなものがエンジンプレートから出ている長い六角ナットです。
IMG_5924.jpg
この隙間にちょうどの厚さのワッシャーを挟んでボルトを締めないとケースが歪んでしまいます。
オイル漏れの原因になりますから、ここは注意して組みます。


ケースカバーを仮付けして合口に隙間がないかチェックします。
IMG_5929.jpg
ケースを横から軽くたたいてガタがないかみているところデス。(長年の習慣でついたたいてしまう)


シールプレートを取付けてボルトに緩み止めの爪を立てます。
IMG_5938.jpg
ここはいつもパーツリストの絵の通り組んでますが、
佐賀のNさんのご指摘のように、弓型のロックワッシャーが手前(上側)の方がいいと思います。


クランクシャフトのボルトの締め・緩めは苦労するところですが、長いエクステンションを使ってジワ~っと締めます。
クランクの回り止めに、オイルパンを外してクランクとケース内側の間に銅かアルミのバー(ブロック)を挟みます。
IMG_5944_2016011306133364a.jpg
これは私のやり方で、お勧めできるか分かりません。(汗)
部品にダメージを与えない方法で工夫して下さい。


インパクトレンチは緩める時に使いますが、頑固に締まっていて効かない場合もあります。
静かに締め・緩めした方がエンジンに優しいですネ。


メインシャフトのナットも同様に締め付けます。
クラッチを組んだらナットを1回転戻してワイヤーロックをかけます。
IMG_5953.jpg


ガスケットを新品にしてカバーを組付けます。
IMG_5957.jpg

チェーンケースを気軽に脱着できるようになればここの整備も苦じゃなくなります。
純正に拘らなければ六角穴ボルトもありですよネ~。































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当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

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