FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ピストン焼付き ②

今回、なぜ左ピストンだけ強く焼付いたのか、その原因は何なのか? 中々理解し難いです。

オイル不足による焼付きは確かなので、それなら、オイルの供給量が左右でどれくらい違うのか実験してみました。

コンロッド無しでクランクを組んで、オイルの代わりに水を供給してピンの孔からの吐出量を調べました。
写真左側(タイミング側)から水道水を送り込んでいます。



水量が多い時は左右の差は無いようです。(写真では左が多く見えますが差は少ない)
IMG_0067.jpg


水量を少なくしていくと、この場合も同じとみていいようです。
IMG_0066.jpg


水が僅かに出るように水栓を絞っても、左側(タイミング側)が多いとは言いきれません。
IMG_0074.jpg


簡単な実験で、しかも水を使っているので確実なことは言えませんが、
クランクピンのオイル孔からの吐出量は左右でほとんど差がないようです。

しかし実際はクランクが回転してオイルには遠心力が働くので、その様子は違ってくるのでしょう。

油量が少ない時は油圧も低いので、遠心力の影響は逆に大きくなり、
ほとんどの油は通路途中の孔(タイミング側)から出てしまうと推測されます。
その下流にある端末の孔(ドライブ側)に油は届かないのかもしれません。

文献によると、ピストンの熱はその70%がリングを通して外に伝わると言いますから、
オイル不足でピストンが焼付くとリングは機能しなくなり、ピストンは温度が急激に上がって膨張します。
ピストンは全周焼付くことになり、裏面に触れた僅かなオイルは冷却どころかすぐに黒く焼けてしまうものと思われます。

簡単な実験ですが、その結果を見ると次の推測が浮かんできます。

何れにしても、気体(混合ガス)や液体(オイルや冷却水 )の流れの解明は一筋縄では行かないですね。










スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
プロフィール

u-crank

Author:u-crank
U-CRANK
(ユークランク)

〒418-0006
静岡県富士宮市外神(とがみ)1552-1
代表 植澤 勉

TEL:090-1863-8414
FAX:0544-58-2427
e-Mail:info@u-crank.com

当社「U-CRANK」はカワサキバイクW1エンジンのOH(オーバーホール)を行います。
従来困難とされてきたクランクシャフトも完全分解して特製ニードルに交換します。
精度の高い組立てはエンジンの振動を減少し快適な走行を実現します。
W1は製造されてから既に40年経過しています。
分解するとオイル通路に堆積したスラッジによりダメージを受けているクランクが少なくありません。
故障する前に是非早期のOHをお勧めします。
お気軽にご相談ください。

検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。