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メインスタンドの改修 おさらい

過去の記事を見直すと、メインスタンドの改修を始めたのが2013年の秋でした。
以来、6年の間に約120本改修させて頂きました。20本/年のペースですね。

開始以来時間が経っているので、最近の例で改修の内容を おさらいしてみました。

先日依頼のあったスタンド2本です。
どちらもパイプ部分の曲がりはほとんどありません。(曲がっていれば先に修正します)

1本目は中期型のタイプ、そこそこのヤレ具合です。



接地部のプレートはちゃんと付いてますが、今見るといかにもキャシャですね。
IMG_0002_20200307184134d41.jpg


もう1本の方は後期型のタイプですが、かなり損耗しています。
IMG_0022_2020030718413908d.jpg


ペダル側は接地プレートが摩耗して、穴が開いてます。
IMG_0021_2.jpg


もう一方の側は、接地プレートは無くなっています。
IMG_0020_20200307184136884.jpg



どのように直すかというと、
まず左側、傷んだ接地部を切り取って、特製のRを付けたプレートに替えます。
補強版を挟んでパイプ部とプレートを治具で溶接します。
IMG_0097_202003071841541c7.jpg


同様に右側も下部を切り取って溶接します。
IMG_0087_20200307184151e2f.jpg


その後、左側にペダルのアームを付けますが、根本は三角板で補強します。
IMG_0084_202003071841482e8.jpg


アームを20㎜延長。 腕を伸ばして起こしやすくします。(テコの原理)
IMG_0085_202003071841497ab.jpg


溶接が完了しました。
この後、表面を整えて塗装します。
IMG_0081_20200307184145c10.jpg


改修には新品のシャフトが付属します。
シャフトの摩耗もスタンド立てが重くなる要因です。
ナット締付の反対側がフレームステーの穴の中で叩かれて摩耗するんですね。
そこで、ステーと当たる部分だけ高周波焼入れで硬くして摩耗を防ぎます。
IMG_0042_20200307184140dad.jpg
メッキ前だと焼き入れの様子が分りますね。


古いフレームを裏返しにしてシャフトを当ててみると、耐摩耗処理の様子が分りますね。
IMG_0046_20200307184143130.jpg
このフレームのプレートは穴が摩耗で広がったので、修理のために一部切り取ってあります。
修理は、専用の補強プレートを用意して溶接する予定です。


塗装が済むと完成です。
IMG_0035_202003091357328a5.jpg











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細かいお仕事なされてますね。
車検場でWを拝見して
思った通りの丁寧さですね。
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